【ハネベン・300SEラング】W112・ディスクブレーキ換装作業途中経過

    ハネベンの中でも、4輪ディスクブレーキを装備しているのは、
    W112・300SE(ラング含む)だけです(W111のクーペはここではハネベンとして扱っていません)。
    20131229_300selang6.jpg





    1961年当時、メルセデスの市販モデルで4輪ディスクブレーキを持っていたのは、
    他にはW198・300SLロードスター。
    20131228_300sl.jpg

    どちらのモデルも、ディスクキャリパーは「DUNLOP」。
    ダンロップはイギリスのメーカーですが、高性能ディスクブレーキ(キャリパー)といえば、
    他に選択の余地は無かったようです。

    フロントブレーキ
    w112_flontdunlocaliper.jpg

    パーキングブレーキをぶら下げたリアキャリパー
    300SLに付いていたオリジナル
    300sl_rearcaliper.jpg

    うちのはDUNLOPの文字が入るがモデルチェンジしたATEの製品
    w112_rearbrake_dunlop_caliper3.jpg

    フロントディスクは62年から他のW111/110ハネベンにも同じものが採用されましたので、
    パーツは豊富です。でもキャリパーはW198と2車種しか採用されなかった希少品。
    リペアキットもATEやBENDIXと違い、供給が乏しいです。
    同じDUNLOPを使ってきた、ジャガーやアルファロメオ用の中から探ことも。

    今後の維持に必要なパーツの入手を容易にするため、64年からのW111・110や、68年からのW108・109に採用されているATEのキャリパーに交換しようと思うのは当然のなりゆき。現在もキャリパー本体の新品が容易に手に入ります。

    うちのW114・250CEのATE製フロントキャリパー
    w114_flontcaliper.jpg

    うちのW114・250CEのATE製リアキャリパー
    20140429_300selang_6.jpg

    さらにW108・109ではディスクロターの径が拡大されているので、これに交換すればブレーキ性能も向上すると思われました。

    また、W111・280SE/3.5クーペやW108・109のV8エンジン搭載モデルは、ベンチレーテッドディスクローター・ブレーキを搭載していました。W109・300SEL/6.3の記事には4輪ベンチレーテッドディスクとの記述が。

    当初は、W114・250CEと同じく、ブレーキディスクローターをスリット&ドリルドホール入りのものに交換しておしまいにしようと思っていましたが、どうしてもベンチレーテッドディスクのローターを入れたくなりました。

    フロントベンチレーテッドディスクは簡単に見つかりました。
    w109_flontventeddisc.jpg

    フロントキャリパーはアメリカで見つけた中古が程度良かったのでOH。
    W108・280SE/4.5に付いていたそう。4.5は、最終年1972年だけのモデル。
    ベンチディスクは厚みがあるのでキャリパーも専用。
    w109_flontventedcaliper.jpg

    W108の解体車からステアリングナックルを持ってきて仮組みあがり。
    20131228_300selang7.jpg

    リアは、キャリパーもディスクローターも、なかなか見つかりません。

    ディスクローターはW108・109のV8/3.5/4.5/6.3用としてオーダーしたら、
    W114と同じものが届きました。
    w109_flontsoliddisc.jpg

    W126まで同じローターが使われているのですが、116でも126でもソリッドのローターしか見当たりません。

    キャリパーは、アメリカでベンチレーテッド用の中古をなんとか発見。
    w109_63ventedrearcaliper.jpg

    さて、リアのベンチレーテッドディスクローター。
    それらしい画像をM100(6.3Lや6.9Lのエンジン名称ね。)専門サイトで発見。
    w109rearventeddisc.jpg

    調べてゆくうちに、意外な事実が。
    W109/300SEL6.3の記事には

    「4輪ベンチレーテッドディスクブレーキを装備していた」

    とよく書いてありますが、これは初期の生産分シャーシ番号3548までで、
    3549番以降はソリッドディスクに変更・グレードダウンされたとのことだ。
    他のV8モデルは最初からソリッドディスクのようです。

    ということは、リアベンチレーテッドディスクブレーキは、
    W109・300SEL/6.3初期モデルの専用品ってこと。

    これではリアのベンチレーテッド用部品がマーケットに無いのも納得。

    昨日とあるドイツのメルセデスオールドタイマー専門店で、
    リアのベンチレーテッドディスクを発見するも1枚約5万円。

    リア側は、ディスクの大径化に伴うキャリパー取り付けブラケットの交換と、
    パーキングブレーキをディスク内蔵型ドラムブレーキに変更するために、リアアクスルを丸ごと購入済み。
    20140429_300selang_1.jpg

    ここまで来たからには、リアベンチディスクローターをドイツから取り寄せるか?
    スリット・ドリルドホール加工してもらうのか?

    ああ、ここまでブレーキだけでいくら掛けたのかなあ。
    あまり考えたくないなあ。

    とりあえずフロントとマスターシリンダーの組付けから済ませましょう。

    リアはその合間にパーツ調達と各部の様子見を。

    では、また。
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